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2020年03月18日 [FAQ]

有機栽培の安全性以外のメリットは?

夢は定年後自分で畑をもち、自給自足の生活をして、本格的に農業で稼ぎたいわけではないですが、少しでも自分で作った野菜を販売してお金にできればいいと思っている者です。
現在は自宅の庭で趣味程度に野菜を育てていて、まだ初心者といってもいい段階なのですが、将来的には有機栽培にチャレンジしたいと考えています。
そこで質問なのですが、有機栽培で作られる野菜は安全なことは分かるのですが、それ以外のメリットや、化学肥料を使用しないとすればどんな肥料を家庭菜園でも用いればいいのでしょうか?
野菜に必要な栄養分なども含めて、有機野菜の肥料に関して分かる範囲で教えてください。


回答

本来の自然の野菜の美味さを味わえます。


ご存知の通りに、有機栽培とは人工的に作られた化学肥料を使用しないで、有機質肥料、または堆肥などを用いて野菜を作る方法です。
これは、化学肥料などがない時代から行われていた、自然に沿って野菜を栽培する方法であり、動物の遺骨や枯草や落ち葉などを土の中にある微生物が、有機質から無機質へ分解して、植物の肥料になっていくという自然のサイクルであり、植物の餌になる肥料は、長くゆっくりと効果をもたらすことから、化学肥料を使用して栽培されるよりも、野菜への負担も軽減される以外に、微生物を豊富に含む土には、病害虫が出にくくなって、有機栽培で作られた野菜は、昔ながらのそれ本来の味をもち、消費者には安全性の他にも、美味しい野菜を食することができるメリットがあります。
有機栽培で美味しい立派な野菜を作ることは簡単ではありませんが、今から時間をかけて肥料なども工夫して試行錯誤することにより、オリジナルの安定した素晴らしい野菜を作れるようになるでしょう。
野菜を栽培するときに、土中の栄養成分が不足するのを補うものが肥料で、肥料に必要な三大栄養成分が、葉や茎の生育を促す「窒素」、新しい葉や茎、根の生長、花や実をつけるときに必要な「リン酸」、根や実を成長させるために必要な「カリウム」の三要素です。
これらをバランスよく組み合わせることが大切で、その他にもマグネシウム、カルシウム、鉄、銅、亜鉛、ホウ素、マンガン、モリブデンなども野菜には必要な栄養素となります。
そして有機栽培の肥料として使用されている代表的なものとしては、油かす、魚かす、骨粉、醗酵鶏ふん、米ぬかなどがあります。

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